皆さん、犬の尿結石症についてご存じですか?
尿結石症とは、尿路のどこかに、結石というものが形成される病気です。
結石が尿路の炎症を起こし、痛みが生じたり、大きな結石が詰まると、尿の排せつが困難になるといった症状があります。
尿の排せつが困難になると、尿毒症や膀胱破裂などの重い病気に発展する可能性があり、寿命にも関わってきます。
尿結石にはいくつか種類があるのですが、今回は、ストルバイト尿結石についてお話します。
ストルバイト尿結石の主成分は、リン酸、アンモニウム、マグネシウムです。
この結石は、アルカリ性の尿でできやすいという特徴があります。
正常な犬の尿は、やや酸性に傾いているため、リン酸、アンモニウム、マグネシウムなどを溶かして消化することができます。
ところが、アルカリ性の尿の場合、これらの成分を溶解することができず、結晶化し、結石になってしまうのです。
ここまで読んで不安になられた方や、愛犬のご病気でお悩みの方もご安心ください。
食事を工夫することで、犬の尿の正常化をサポートすることができます!
具体的には、水分をたくさん摂ることができ、ビタミンCやタンパク質が豊富な食事を作ってあげることが大切です。
水分を摂ることで、尿を薄め、尿量を増やすことができます。
ビタミンCは、膀胱炎に効果があるため、膀胱にできやすいストルバイト尿結石にはピッタリです。
また、タンパク質を摂取することも重要で、特に鶏肉には、尿を酸性化させる働きをする成分が多く含まれています。
そこで今回は、鶏肉をたっぷり使う、「ストルバイト尿結石ケアレシピ」をご紹介します。
スープ仕立てのレシピなので、必要な栄養と水分をおいしく補給でき、おすすめです。
ぜひ作ってみてください!
【材料】
・ミニトマト:3個
・リンゴ酢:小さじ1
・鳥ミンチ:100g
・手羽元:4本
・アスパラガス:3本
・モヤシ:20g
・オートミール:大さじ1
・レタス:90g
・大根:60g
【作り方】
1.オートミールを、お湯でふやかしておきます。
2.野菜を切ります。消化にいいように、細かく切りましょう。
3.大根は、半分残しておきます。(後ですりおろします)鍋に250mlの水を入れ、沸騰させます。
4.沸騰したら、手羽元を入れ、出汁をとります。
5.出汁がとれたら、鳥ミンチを丸めて団子にしたものを、鍋に入れます。
6.半分残しておいた大根をすりおろして加え、3分煮込みます。
7.3分後、切っておいた大根、レタス、モヤシ、アスパラガス、ミニトマトを鍋に入れます。
野菜がしんなりするまで煮込みましょう。
8.野菜がしんなりしたら、火を止めて、器に移して冷ましておきます。
9.ふやかしておいたオートミールを、電子レンジで温めます。
10.温めたオートミールとリンゴ酢を料理に加え、手で混ぜ合わせます。
11.食べやすいように、手羽元を骨から外してほぐしたら、完成です!
【まとめ】
毎日の食事を工夫することで、病気の症状をケアすることができます。
水分、ビタミンC、タンパク質を摂ることがポイントです。
愛犬のストルバイト尿結石でお悩みの方は、ぜひこのレシピを作ってみてください。
手作りごはんで、愛犬の健康をサポートしていきましょう!